繰り返す過ち


高い運用実績をうたっていた、東京・中央区の投資運用会社「AIJ投資顧問」に、企業などが預けた年金資金およそ2,000億円のほとんどが消えていたことが明らかになり、金融庁は24日、AIJに対し、1カ月間の業務停止命令と業務改善命令を出した。
自見金融相は24日朝、「顧客資産が毀損(きそん)している可能性が高いとみられますが、まずは、事実関係を明確にする必要があると考えておりまして」、「投資者の利益を害する事実がある、1カ月間の業務停止命令及び業務改善命令を発出したところであります」と述べた。
AIJ投資顧問は、およそ100の企業や団体の年金基金から運用を任されていた2,000億円以上の大半を失っていたことがわかった。
証券取引等監視委員会の検査で明らかになったもので、検査の際、AIJは、「毀損額、毀損原因は検査中だが、投資家に説明できない状況」と答えたという。金融庁は24日、顧客に虚偽の運用実績を報告し、実態を隠していた疑いがあるとして、AIJに対し、1カ月間の業務停止命令と業務改善命令を出した。
AIJの本社では、担当の弁護士が姿を見せたが、弁護士は、「浅川社長とは連絡が取れない」と繰り返し、記者会見の予定もないと話した。
顧客である九州の厚生年金基金の関係者は、浅川社長と会った際の印象を「年に2、3回は会いますね。ちゃんときちんとした方でしたよ。(運用に関してはどういった話を?)オプションでこれだけきちんと稼ぎますからということでの話でしたから」と話した。
格付け会社の総合ランキングで、年金の運用先として1位になったこともあるAIJだが、その実態について、格付投資情報センター「年金情報」編集長の永森秀和氏は「中小企業の場合は、そのAIJのようなところに大きく依存する。そうしたところは、年金の財政が非常に痛んでいる。(AIJは)安定的に利回りが出ているというところに、不可思議さがあった。業界では結構、黒い会社、疑わしい会社で有名でしたね」と話した。
企業年金は、企業が従業員から集めた金で独自に設ける年金で、実際の運用は、AIJのような投資顧問会社に依頼していることが多い。
投資顧問会社が運用に失敗すると、その資金は戻らず、企業の年金財産に穴が開く。
企業は、その穴埋めのための資金を工面しなければならず、めぐりめぐって、その負担が従業員に返ってくることもある。
格付投資情報センター年金情報編集長の永森秀和氏は「取り返すことは、なかなかできない世界ですので、掛け金を新たに負担するか、それができないんであれば、給付をカットすると。もし、その2つどちらかできないということであれば、究極的には破綻と」と話した。


このNEWSを見て笑い…いや、可哀想になりましたね。
皆さん、「バブル」って言葉を聞いたことがあると思うんですが、世の中が景気のよさで泡が膨らんだらしいです…
それでバブルって言ったんです。その膨らんだ泡(バブル)が弾けたと。
土地の値段もバブル期にドンドンと上がり、弾けた時に価値が下がり、不動産会社なんかに融資していた銀行も困ったんです。
不動産会社は潰れて、その会社に融資していた銀行は不良債権ばっかりでどーにもなんなくなった。
その後、小泉総理が不良債権処理に着手し自己資本比率の低い金融機関を潰したんです…
簡単に説明すると…自己資本比率の低い規模の小さい銀行は潰して、規模の大きい銀行の不良債権は国民の税金でを安く買い取って処分したんです。その結果、不良債権がなくなった規模の大きい銀行はどんどん合併してメガバンクに…12、3年前だったかな。
そんなこんなで銀行も立ち直って経済も上がってきたんですが、5、6年前の投資会社(ファンド)に銀行なんかが何千億、兆?だったかな?また騙されたんですから…これがリーマンショック
税金で助けられて立ち直って、又、騙されるんですから正直、笑えませんよね。
バブルの頃は不動産会社、ちょっと前はファンド…言い方が違うだけなんですよね!
そんなに簡単に儲けようと思うから騙されるんだよね(笑)


ウチみたいな小さな会社はその時その時が真剣勝負なんで負けられないんです…
なんかあっても国が助けてくれないんですから…
今日も1日、がんばります。。