『初の完投も完封もノーヒットノーランもすべてお預けとなり、悔しくないはずがない。試合直後に、自身のツイッターに「あと一人て。。なんでやねん!!」と関西弁でつぶやいた。そして「あそこまでいったらアウトを取りたいですよね。完全試合を達成している投手に比べて何かが足りないということじゃないですか」と偽らざる本音も吐露した。
立ち上がりは万全とはいえなかった。「力が入って、体の動きが最初はばらばらだった」と振り返ったように、フォームが安定しない。セットポジションでのグラブの位置を上下したりして微調整。徐々に調子を上げていった。
そして配球の中心となったのが150キロ近い高速カットボールだ。威力、切れともに十分。カットボールがこれだけの球速を計測すれば、直球にこだわる必要はない。全111球中でわずか16球にとどめた。スライダーもさえた。フルカウントは4度あったが、すべてスライダーで空振り三振に仕留めた。5回終了時に早くも10奪三振。さらに5回、「完全にいかれた」と思ったカーターの左翼への大打球がフェンス手前で失速。続くアンキールのライナーも一塁手がジャンピングキャッチ。運も味方につけた。
ただ、疲労は確実に忍び寄っていた。「ちょっときついなと思っていた。次の登板のことを考えていた」という。キャンプ終盤に首の張りを訴え、今季のオープン戦では最多で5回、78球しか投げていなかった。8回には右手をたびたび見つめるしぐさも。実は指先にできたマメをつぶしていたのだ。それでもベンチで指揮官に「大丈夫」と伝え、9回もマウンドに上がった。ただ、許した中前打は捕手の構えは内角だったが、カットボールが真ん中やや外寄りの高めに入ってしまった。
歴史的快挙には一歩及ばなかった。
一方で確かな手応えは残った。まだメジャー2年目、まだ26歳。一世一代のチャンスを逃したわけではないはずだ。』
いやー、ダルビッシュおしい事をしましたねぇ〜!
ゴールデンボンバーのドラム担当・樽美酒研二(ダルビッシュ ケンジ)
間違えました、こっちのダルビッシュです(笑)
けど、『何かが足りない』って言葉には感心しますね。